この前、すごく懐かしいことを思い出した。
まだ小学生位だった頃、
親が運転する車の後ろに、
知人の子供の男の子と乗っていた。
確か外食するのに向かっていたんだと思う。
落ち着きない男の子(ダイスケ)は
後部座席に後ろ向きに立ち、
いきなり笑い出した。

私も後ろを見ると、
後ろについてる大型トラックの運転席から、
見下ろすおじさん。
・・・・・今思えば、
多分今の私とあんまり変わらない年齢だったな(笑)
彼が、ダイスケをあやしてる。
面白くなって、私も一緒に後ろを向いて、
そのおじさんに釘付け(笑)
信号待ちの度、姿が見えなくなると、
黄色いヘルメットかぶって、
寄り目で現れたり、
なにやらしでかして笑わせてくれる。
ダイスケは大喜びで、キャッキャと声をあげる。
しばらくそのアイコンタクトは続いて、
ついにトラックとお別れのときがきた。
なんとなく、このままずっと後ろにいたらいいのにって、すごく淋しくなったのを覚えている。
それ以来、後ろに大きなトラックがつくと、
妙な期待をしてしまう私がいます(笑)
ところで、ダイスケはどこでなにをしているだろう。
私がこんな歳ということは、
彼もとっくに大人になっているだろうに、
私の中のダイスケはずっと3歳くらい。
写真は
オニキスと琥珀のブレスレット。