まだ冬の寒い頃
友達が泥棒に入られるという被害に遭いました。
私はない知恵絞ってみながら、
色んな人にも相談しました。
どうしたらいいのか?
とにかくお金がいる
私一人じゃどうにもならないから、
私が今できること・・・・・
そうだ
カンパを募ろう!
思い付いたのは、
得意のケーキを焼いて、買ってもらうということでした。
いてもたってもいられずに、
思い当たる人に電話をしたら、
飲食店をやってる友達が
『1本しか買えないけど、ごめんな。』
と、ありがたい返事。
もう夜も遅かったけど、
絶対失敗しないキャロットケーキを焼いて、
届けた。
時間は10時
飲食店をやってる知人にまた電話した。
話をすると、
『そうなんだ、一回に何本焼けるの?
わかった、じゃあ4本買うよ。』
私はまたケーキを焼いた
オーブンで一度に焼ける4本を
もう12時にもなって、
届けた。
このケーキ、
1本2000円。
カウンター越しに
彼は一万円出してケーキを受け取った。
お釣り・・・・・とお財布を出すと、
『あ、いらないよ、それも足しにして!
困ってるときは、友達の友達も友達だから(^-^)』
そう言ってくれた。
びっくりしたのと、
ただでさえ高いケーキ4本も買ってくれて、
お釣まで・・・・・
冬の時期、軽井沢の集客ははっきりいって大変なもの。
こんな支出は余裕ではないはずなのに。
私は感極まってボロボロ泣いちゃって
その焼きたてのケーキは
早速カウンターのお客様たちに振る舞われた。
それも驚いた。
私は単純に、
売ってもらう計算でいたのに。
これじゃ
お店にとって完璧な赤字になる。
涙は止まらない。
共通の友達と私と2万ずつ、ケーキのお金と、
52000円。
次の休みに渡しに行った。
情けは人の為ならず
そういう言葉がありますね
あれは
いづれ返ってくるものだから、
そう解釈してました。
この事で私の解釈は変わりました。
人の為にとやってるつもりが、すでに自分の為になっている。
ということに。
ケーキを買ってくれた二人は、
被害に遭った私の友達を知らない。
それなのに、
私の友達のために、お金をくれた。
『友達の友達も友達だから』
そうまで言ってくれた。
私が一番救われてしまった。
考えさせられることにもなりましたが、
私の気持ちはまたひとつ
肥えました。
肥えただけじゃだめだから、
ペイフォアード!
しなきゃね。
一生忘れない備忘録。
写真は
2ミリ玉のピンクの石をループワイヤーに
グルグルした
左右抽象ピアス。